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ピン配列の見落とし


下の端子図どこが違うかわかりますか?

G13_G14ピン配列

CPUの講習会ではないので細かいところは省きます。

Pin1,4~15はポートで使用していますので、特殊機能は違っても問題ありません。

Pin2,3はUART1として使いますがG14もG13も同じです。

Pin16~18これはSPIで使っています。G14ではCSI00に、G13ではCSI11とモジュールの番号が違います。

まあソフトを変更してCSI11を使うようにすればPCBは変更しなくて良さそうです。

CSI00とCSI11は速度が違うのでは??と突っ込みが入りそうですが、早いのは5Vの時だけなんです。

ワイドボルテージではCSI00もCSI11も最高速度は同じです。(実は何年も前に何日かハマった因縁の仕様)

Pin19~30はポートで使用していますので、特殊機能は違っても問題ありません。

つまり「ソフトでSPIのモジュール変更すれば、PCBの変更は無し!!」と決めつけてソフト変更を開始します。

 

そして半日もしないうちに、大変なことに気がつきます。

CSI11を使うとUART1が使えません。あ~世の中そんなに甘くない。

つまり、外部との通信にUART1を使うとSD用のSPIにCSI11が使えない。

逆にSD用のSPIにCSI11を使うと外部通信のUART1が使えない。

 

(ここからMC610のPCBと、にらめっこしながら、2日以上経過)

 

結論。やっぱりPCBは変更が必要、ソフトも変更が必要

紆余曲折有りましたが、

PCBは4か所パターン変更

外部との通信はUART2

SD用のSPIはCSI11

これが一番被害が少ない!!!

後は実行あるのみ。

以降は順調に進み、めでたくMC611完成!!。

 

なーんて設計はそんなに甘くないのです。

普通、技術屋さん以外、特に会社の管理職は即売れると思っています。(あっ!私、上司はいません)

特注の1品物ならこれで納品も有りですが、

量産品はここから、地獄の試験が始まるのです。

試験については次回