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無償のC/C++言語でソフトを作ろう


1.ソフトウェアの開発は初期投資が必要?

 

CPUを使って何かを組み立てるには、多かれ少なかれソフトを作る事になります。
いくら高性能のCPUでもソフトが無ければ何の役にも立ちませんから、避けて通れません。
しかし、最近は小さなCPUでもC言語でプログラミングできます。
(”サンおやじ”の時代は16進数を入力していた)
C言語が使えるならソフトは意外と簡単に作れます。
そうそう、スタートアップルーチンだけは少々厄介なので、”サンおやじが”供給しましょう。
えっ!開発ツール買うお金が無い。
確かに、市販の開発ツールは少々高額です。個人で購入するには勇気が必要かもしれません。
まして、これからH8やH8Tinyで遊んでみようかな?とか、ソフトを勉強してみようかな?なんて人が気軽に購入するのはちょっと無理でしょう。
でも安心してください。
ルネサス エレクトロニクスのH8Tiny・H8・SuperHシリーズには無償のC/C++コンパイラが存在するのです。

 

2.KPIT GNU(グニュー)ツール

 

「GNUって何?」と思う人と、「げげっ!LinuxのGCCを使うの?」。あなたはどっちでしょう?
まあまあ、しかめっ面しないでKPIT クミンズ インフォシステムズリミテッドの
K P I T Cummins GNU Tools & Support
をのぞいて見てください。
英語だからと言ってビックリしないで、右の上の方を見てください。日本語って文字が有りますよね(笑)。
そこをクリックして中を少し読んでみてください。
HEW(ルネサス エレクトロニクスのWindows用統合開発環境)と開発ツールが無料でダウンロードできます
と書いてありますよね。
KPIT GCCは、Tinyだけでなく、H8、R8CなどのCPUに対応しているから嬉しい限りです。
早速ダウンロードして使ってみましょう。
言うまでもありませんが、GNU/Linux用も有ります。
こんなにすばらしい物を無償公開してくれたルネサスエレクトロ二クス、KPIT クミンズ インフォシステムズリミテッド、GNU、Linuxに感謝します。

 

3.登録

 

さあダウンロードといきたい所ですが、その前に登録が必要です。
ページの上にあるマイアカウントの中の登録をクリックしてください。
英文が並んでいますがそんなにびっくりする事はありません。必要事項を記入して(もちろん英語)Submitボタンを押せば、しばらくしてパスワードがメールで送られてきます。(1時間程度)
英文が苦手な人のために簡単な説明を載せておきます。

赤い小さな*が付いた項目は必須入力です。